クィア・アイとコンフォートゾーン

出所 クィア・アイ シーズン5 NETFLIX

こんにちは。靴沼コーチのHIROです。



東京では緊急事態宣言が
5月25日をもって解除になりました。


ライブカメラで渋谷の様子をみると
流石にGWの時よりは人出が増えたものの、
まだ、全ての業態で業務再開していないので、
人出も「こりゃ多いなぁ」という感じにまでは
戻ってはいないようです。




私はこの2ヶ月間の巣篭もり生活で、
しっかり足腰が弱くなり、
毎日8,000歩以上歩くことを目標に
夜な夜なウォーキングをしています。



そんな巣篭もり生活で、
唯一良かったことがあるとすれば、
私はNETFLIXで放映されている
クィア・アイを見てしまったことです。



クィア・アイを見たことで、
人の中には必ず存在する殻、コンフォートゾーンについて、
コーチとしての視点で書いてみたくなりました。






「風変わりな」奴らは、とにかくカッコイイ

Netflixオリジナルシリーズ「クィア・アイ」シーズン4は7月19日(金)より独占配信開始
出所:Netflix オリジナルシリーズ「クィア・アイ」

「クィア・アイ」は、
Fabulous(ファビュラス≒素晴らしい)な5人、通称“ファブ5”が、
悩みを持った一般の人たちの、心の叫びに耳を傾けて、
そのマインドとライフスタイルを魅力的に、
そしてポジティブ変えるNETFLIXのテレビシリーズです。




Fabulous(ファビュラス≒素晴らしい)という言葉は、
叶姉妹が口癖のように使っていたので知っていましたが、


ある意味突き抜けているという点では、
どちらも間違いなくFabulousですね(笑)




出演者は、フード&ワイン、インテリア、美容、
ファッション、カルチャーを担う5人のスペシャリストです。



そして、彼らは全員がゲイとして、
世の中の普通であるということの息苦しさや、
自分たちのセクシャリティによる、
差別や偏見に立ち向かっています。



ちなみに、このタイトルにある「クィア」は
「風変わりな」という意味ですが、
セクシュアルマイノリティの総称としても
使われるそうです。



彼らは、彼らが持つスペシャリストとしての領域から
それぞれのクライアント(話の中ではヒーローと呼ぶ)、
の中にある過去の辛い経験や、今も抱えているわだかまり、
そして、ネガティブになる心に真摯に向き合います。



私は一つ一つの回を見るたびに、
ファブファイブの真摯な姿勢と
ヒーローを信じて向き合う姿に
泣いたり笑ったり心が熱くなったります。



そして、そのひたむきな姿が
とにかくカッコイイ!!




これがリアリティ番組のあるべき姿なんじゃないかなぁ。



画像: ボビー・バーク Bobby Berk
ボビー・バーク 引用:FRONTROW

インテリア担当のボビーは
主に家のリフォームから、
自分が暮らす環境を整えることの大切さを伝え、
「断捨離」のお手伝いもします。



画像: ジョナサン・ヴァン・ネス Jonathan Van Ness
ジョナサン・ヴァン・ネス 引用:FRONTROW

ムードメーカーの美容担当ジョナサンは、
ヒーローと話をしながら髪型や化粧をイメージして
髪の毛と一緒に「過去のこだわり」を切り落とします。



ジョナサンいわく、
「髪型やメイクは人に見せるものというだけではなく、
自分自身を反映させるもの」



私は影響されやすいので、
巣篭もり生活で伸びた髪の毛を
早速、整えに行きましたよ(笑)



画像: アントニ・ポロウスキ Antoni Porowski
 アントニ・ポウロスキ 引用:FRONTROW

フード&ワイン担当のアントニは、
温かい食べ物を作り、一緒に食べる事を通じて
ヒーローの心を解きほぐし笑顔を作ります。



美味しいものを食べながら、
その時間を有意義に過ごすことができると
心が豊かにな流ことがわかります。




画像: タン・フランス Tan France
タン・フランス 引用:FRONTROW 

ファッション担当のタンは、
いろいろな理由から容姿に気使いがなくなった
ヒーローたちの服装を変えることで、
自分らしさと自意識を再び芽生えさせています。



画像: カラモ・ブラウン Karamo Brown
カラモ・ブラウン 引用:FRONTROW 

この中でも圧巻なのは、
カルチャーを担当するカラモ・ブラウンです。


カラモはヒーローたちの話に真摯に耳を傾けたり、
自己肯定感や自尊心が全開になる言葉をかけたりします。



時にはヒーローが喜ぶアドバイザーを連れてきて、
気持ちを解きほぐし自分を愛することを心から訴えかけます。




私はコーチングを生業としているので、
彼のあり方や、ヒーローを心から信じ、
そして寄り添う姿勢に心を揺さぶられます。


ただし、
私はカラモが素晴らしいなぁ、と思うところは、
ヒーローの話を優しく聴くだけではないところです。




なぜならカラモには、ヒーローたちの心の痛みに
正面から立ち向かう強い心構えがあるところです。




痛みに正面から向き合うハヴ・ファイブ

ハヴ・ファイブが立ち向かうヒーローたちは、
近しい間柄の推薦者を通して出会う設定になっています。



例えば、


「ハイスクールの先生として
生活の全てを生徒との音楽活動に捧げ、
25年間髪型やメイクを変えずに働き続けるヒーロー」や、



「中学校時代のいじめの経験から自分が誉められることや
目立つことに臆病になってしまっているヒーロー」


など、
推薦者がもっとは輝けるはずなのに、
いや、輝いてほしい!と思っているのに、
クライアント自身にその気がなかったり、
諦めてしまったりという方がヒーローになる設定です。

周りから否定的な目で
見られているんじゃないか、
愛されていないんじゃないか、
嫌われているんじゃないか
という思いを抱えながらみんな生きている

だからこそ、人に勇気を与える、
「今のままで十分素敵だ」
「みんな君を愛しているよ」
という言葉が響くんだ。


とカラモは言います。





ハヴ・ファイブ話を聞くことで、
私を含めた視聴者は、勇気をもらい、
自己肯定感や自尊心が高めることができます。



涙腺は崩壊しますが(笑)



でもハヴ・ファイブの本当の優しさは、



ヒーロー1人1人を可能性を信じ尊重しつつ、
ヒーローが自分自身と正面から対峙する事を
全力でサポートしているところなのです。




これは私がコーチングをするときの
コーチとしてのあり方や視点と
まったく同じでした。





コンフォートゾーンの外側にあるものは?


このコンフォートゾーンを
コーチングの視点で考察してみます。



コンフォートゾーンは孵化する前の卵の殻と同じ、
自分自身を守ために必要な安全地帯ですよね。



でも、この安全地帯は
自分自身の思い込みや恐怖から、
自分を愛する気持ちから遠ざけたり
自分の可能性を否定する場所にもなってしまいます。



いわば、心の巣篭もりです。


卵の殻は鳥がヒヨコになるまでに
必要なコンフォートゾーンです。




ヒヨコは自ら卵の殻を破って
生まれ出ないと世の中には出られません。



しかし、この卵の殻が硬すぎて
ヒヨコが孵化できないことがあります。



自分で殻を破れないヒヨコは
結局そのあとも育たないと言います。



しかし、人間はどうでしょうか?
自分から殻を破るのは難しいと
思っている方も多いのではないでしょうか?



そんな事はありません。



なぜなら人間は自分だけでは出来ないことも、
ハヴ・ファイブのようなサポートの存在があれば、
自分自身で殻を破って出る力を持っているからです。




ハヴ・ファイブは彼らの力で
ヒーローたちを外界に導いたわけではなく、
可能性を信じて背中を押したに過ぎません。



彼らはクライアント1人1人が、
自分に人生のヒーローだと信じもらうために、
サポートをしていたはずです。



少なくとも私はいつもそう考えて
クライアントさんに寄り添っています。


例えば、このような事を
考えている方はいらっしゃいませんか?

  • 自分らしくいる事って何だろう?
  • 自分の可能性を信じることができない。
  • やらなきゃと思っているの動けない。
  • 気持ちは前向きだけど行動に出られない。
  • 変わりたくても変われない。





このような気持ちを持っていても、



どうしても
温かいコンフォートゾーンで
巣篭もりをしてしまう。




そんな方はコンフォートゾーンを出る
サポートが必要かもしれません。



変わりたいけど変われない。




あなたが卵の殻を割る事を全力で
サポートすることがコーチの役割です。






少しでも、
このブログが心に残った方は、私にご連絡ください。



私もコーチとしてクライアントさんの
心の痛みに正面から立ち向かい
全力でサポートをする心構えを持っています。

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