どうする?モンスター部下との接し方
こんにちは。靴沼コーチのHIROです。
週末にZoom飲み会をやりました。
Zoom飲み会の良い点として、
話を誰に聞かれるでもないので安心して飲めることや、
好きな物を自分のペースで飲み食いできること、
そして、移動がないので寝ても大丈夫(笑)
などがあると思います。
そして、遠隔地の人とも飲むことが出来ることも
素晴らしいメリットですね。
オンライン飲み会は、
今回のコロナ禍がなければ、
なるほどザ・ワールドのキンキン張りに
「はい、消えた!」と
簡単に却下されることだったと思いますが(笑)
私は今後もリアル飲みとオンライン飲みを
上手に使って仲間と親睦を深めたいと思っています。
そして、
その飲み会の中で盛り上がった話題が、
「モンスター部下」についてでした。
今回は「モンスター部下との接し方」について書いてみますね。
「モンスター部下」ってどんな人?
「モンスター部下」の定義は色々あると思いますが、
参加者の話の中から、こんな感じの「モンスター部下」が
人物像として浮き彫りになってきました。
- 仕事は出来る人が多い
- 自分を「デキる人間」だと思っている
- 自分の仕事だけは責任感がやけに強い
- 努力家で勉強家
- 生真面目すぎる
- 自分は努力をしているのに評価されないと思っている
- 会社の方針や上司を批判しまくる
- 気に入らないとキレる
たまたま4人が外資系で
マネジメントとして働いていることもあり、
そもそも論として「いるだけ社員」は、
ほぼいない土壌があります。
それもあって、このような「意識高い系」が
モンスター部下の人物像になったわけですが、
それが悩みを一層深くしているような感じがしました。
そもそも、仕事をしない部下や
勤怠に問題があるわけではなく、
むしろ特定の分野では
パフォーマンスを発揮することもあるので、
なかなか問題は解決しないようです。
エナジードリンクと一緒に
悩みを飲んで忘れてしまいたくなります(笑)
土日もイライラして憂鬱になることも
みんなそんなに何が悩めるのか?
私たちは元々個人を尊重するので
パワハラには縁遠いタイプです。
かと言ってモンスターを野放しにすると
組織としてのガバナンスが効かない。
そして、戦略や方針を伝えるのに
他の人はストレートに伝わるのに
モンスター社員にはひと手間もふた手間もかかる・・・
そして最後には逆に反論と批判をして
自分自身の意見を評論して
終わらせるというパターンが多く、
「週末にこれをやられた日にゃ
その気持ちを土日まで引きずって悶々とする」とか、
「飲んでいても悶々としてきてもっと飲んじゃった(笑)」
と言った管理職ならではの切ない話も出てきました。
私もこれには経験があります。
いつもみ見ている日常の風景が、
うんざり気分で週末を過ごすと、
目の前の風景が白黒に見えるんですよね。
実は管理職は管理職で辛いんです。
世の中の常識と自分の常識
そして、さらに話を進めると
と言うか飲みが進んだだけですが(笑)
モンスター部下の思考の傾向としては
自分の中に自分の常識があり
自分の常識と世の中や組織の常識を天秤にかけると
自分の常識に軍配が上がることが多いのもわかりました。
話をしている人数が4人なので、
全く学術的なサンプルにはなりませんが、
それぞれが、いくつかの企業で
マネジメント職を20年前後経験しているので
この意見は、おおよそ間違ってはいないと思います。
会社の戦略や方針と自分の常識とを照らし合わせ、
自分が会社に合わないという判断をして
会社を辞める選択もあると思います。
ただそれは個人の問題であって、
会社としては社長やマネジメント職であっても
ほとんどの場合は会社を退職させるという、
選択肢はまずないわけです。
そうなると、マネジメント職の人たちは
どんどん追い詰められ、孤独になって
毎週末を灰色な気持ちで過ごすことになってしまう。
パワハラは論外ですが、
仕事を円滑に進めるためには
一定の決まり事や規律は必要なんですよね。
だってサラリーマンは個人の趣味じゃないから。
では、少しでも組織を円滑にまわすために
私たちに何が出来るでしょうか?
相手を尊重する前に自分を尊重することを忘れないで
「モンスター部下」は
世の中の常識と自分の常識とのギャップに
悩んでいるようにも見えます。
モンスターも良い人になりたいと
思っているような感じもします。
なんか、妖怪人間ベムみたいになってますが。
でも、この部分ってかなり重要なんですよ。
まずは自分が、「モンスター」とタグづけしないこと
これ、最も重要なんです。
自分でタイトルつけておいて何ですが、
モンスターだと思うと一旦は気持ちが楽になりますが、
解決からは遠ざかる可能性も否めません。
すでに異世界の人だと考えて
「モンスター」とタグづけをして
意識から遠ざけているわけですから
気持ちは自然と離れてゆくでしょう。
ただ、マネジメントをする立場としては
日々の仕事でお互いの存在を遠ざけることは難しいです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
いくつかのTipsが見えましたので
ざっとシェアしますと・・・
- 前提は違いがわか理あえていなということ
- 意識の高くなる部分は否定をせずに尊重をする
- 尊重する部分と組織として正す部分を明確にする
- 自分だけではなく組織として複数人でサポートする
- 諦めずに対話することを心がけ継続する
大切なことは、
「常に個人の存在を尊重して接することです。」
そして
「相手を尊重する前に自分自身を尊重する」
ということを忘れずに考えるということです。
逃げるということのススメ
人と接するときには、
つい相手を変えようとする
対処方法を考えてしまいがちです。
組織を円滑に機能させたいと思えば思うほど
部下を変えたくなる気持ちが湧いてきます。
ただ基本的には人を変えることはできません。
私はあえてブログをご覧のあなたにお伝えしたいです。
時には自分を尊重して、逃げることも必要です。
「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざで、
「走ること(逃走)は恥だが役に立つ」ということで、
日本語だと「逃げるが勝ち」にあたるようです。
私は「逃げ恥」は無念の未視聴という
極めて珍しいタイプなのですが(笑)
この言葉はとても良いですね。
「逃げること=悪いこと」
として捉えてしまいがちですが、
世界中の人が逃げることもあると考えると
だいぶ気持ちが楽になります。
「逃げるということのススメ」は
生活の質をあげるということです。
自分自身を追い詰めず、
適当に逃げる心を持つことで、
日々の心持ちを変化させることが大切です。
頭の中であえて
スイッチを切り替える感じでしょうか。
スイッチを切り替えて
日々の心持を変化させるだけで、
あなたの世界に色が戻ってくるかもしれません。
では、どうやってスイッチを切り替えるの?
自分を尊重するというのはどういうこと?
とは言っても一人では解決策が見えないよ・・・
そう感じたら、是非連絡をください。
まずは、
生活の質をあげることから
一緒に考えてみましょう。
コーチングについて話を聞いてみたい、
相談をしてみたいと思った方は、お気軽にお問い合わせください。