何事も受け流さずに子供と本気で接してみる
こんにちは、靴沼コーチのHIROです。
3月中旬から会社で完全リモートワークが始まり
およそ2ヶ月が経ちました。
仕事はリモートでも遜色ないのですが、
元々リモートに対応していなかった
契約書などの印章が必要な部分は、
電子化が進んでおらず苦労しています。
リモートワークで
仕事の効率は良くなりますが、
反面、会議を入れすぎると
仕事と仕事の間が無くなったり、
仕事に集中しすぎたりで
より忙しくなっています。
私は基本的にはリモート大賛成派ですが、
通勤や得意先への移動時間、
そして他愛もない部内での会話は、
息抜きにもアイデアを出すにも
必要だったこともわかりました。
お〜い。 今更分かったのかよ〜。
そんな声も聞こえそうですが(笑)
今後は上手くミックスして
仕事ができれば良いですね。
さて、今日はリモートワークだったからこそ
体験できた子供の成長を感じた瞬間について
書いてみます。
時が止まった2年前
私には中学3年生の息子がいます。
彼は3歳の時に
近所のテニスコートの前を
母親の自転車の後ろに乗って
通り過ぎる時に
「あれやってみたい♪」
と言ったことから硬式テニスを始めました。
小学校の時も
テニスクラブに通いながら
テニスを続けていました。
自分の興味があるものは続く
という事が本当だということを
私は知り息子から知りました。
自分じゃないのかよ(笑)
という声が聞こえてきそうですが、
私が同じ歳くらいの頃は、
そこまで打ち込めるものがなかったです。
地元の中学校には
軟式テニス部はありません。
テニスをやりたい彼は
硬式テニス部がある
中学への進学にトライしました。
受験は受験アルアルが
見事にたくさんありましたが、
結果的には硬式テニス部がある
志望校のひとつに合格をしました。
親としても正直なところ
嬉しかったですよ。
志望校に合格したのは。
しかし、美談にはならず。。。
なぁ〜んと、
入学して2日目から
彼は突如として学校に行くことを
避け始めました。
最初はのらりくらりしていたので、
気がつきませんでしたが、
そのうち本格的に行かない日が続き、
私とカミさんは初めて理解しました。
「あ、これが登校拒否なんだ」って
きっかけは好きなこと。 でも・・
まさか、まさかですよ。
世間で登校拒否の話があっても、
隣近所や息子のクラスで
同じような事が起きていても、
それは他人事でした。
ところが、
ある日突然我が家の息子に訪れるなんて
思ってもみませんでした。
ただ普通に学校に通ってくれると
思っていたのですが。
今考えれば、普通って何よ?
って感じですけどね。
それからは会社に時差出勤をして
車で門の前まで連れて行ったり、
学校に呼ばれて何度も担任の先生や
学年主任と面談をしました。
1年生の2学期には事態はさらに悪くなりました。
私もカミさんも子供と
取っ組み合いになってアザだらけ。
まさにクリントイーストウッドばりの
バイオレンスな一家になりました。
自分がコーチングを生業にしているので、
コーチングもやりましたよ。
一生懸命、子供との対話を努力しましたが、
正直な話、その時は効果がありませんでした。
プロコーチとして格好悪い話ですが、事実です。
1年生の3学期の時は、
出席日数と成績が
ギリギリのラインだったので、
進級ままならずで万事休すかと
腹を括ったこともありました。
そして、テニスが好きで入った学校なのに、
その学校に行かないのでテニスも出来ないという・・
あぁ、なんというパラドックス。
気持ち的には、螺旋階段を下向きに降りる。
どこまで、どこまで、続くんだよ・・・。
そんな感じになりました。
私も自分が平静な時は
「長〜い目」で見ないと・・・
など、小松政夫のようなことを
カミさんに言っていましたが、
自分も熱くなってくると
そうとも言っていられず、
「叱る」から「怒る」に
なってしまうことも良くありました。
そうこうしているうちに
2年生の1学期後半に
ボチボチ行っていたテニス部で
後輩が入り、自分がテニスを教える
立場になったら・・・
登校拒否がほぼ無くりました。
やはり好きな事が彼自身を支える
自信になっていたようです。
子供は雲が晴れたような感じになり
気分が晴れやかだったかもしれません。
きっかけは好きなことで
学校に通うようになりました。
でも、私と子供の関係には
薄日が差し込む灰色雲がかかったまま、
それから半年以上が過ぎたのです。
そして、外出自粛期間が・・始まった
最近は学校にも普通に行くようになり
部活も楽しいと言っていたのですが、
このコロナ禍で学校は休校に。
あ〜、また元に戻っちゃう〜
私とカミさんの時計の針は
高速回転で過去の記憶に戻り・・・
心の中はムンクの「叫び」状態でした。
ただ今回は心がけた事があります。
家族みんなで決まりを作り、
自粛期間はそれを守ることに決めました。
名付けて、コロナ禍の「コロナ自粛家訓」です!
コロナ自粛家訓
- 家族全員が規則正しい生活をする(朝6時起床)
- 料理は1日1回は息子が作る
- 掃除洗濯は家族で分担をする
- 家族でご飯を共にする
- 子供と共にテレビやネットの議論をする
私は規則正しい生活が得意なので、
早起きは私が率先することにしました。
カミさんは料理のプロなので、
息子に料理を教えながら
作ってもらうことにしました。
そして親の裏メニューとして - 何事も受け流さずに本気で子供と接してみる
これを夫婦でやることに決めました。
本気で子供と接してみた
5月中旬までの2ヶ月以上、
イチロー選手がカレーライスを毎日食べるように
私たち家族はこれを実践しています。
ある意味、
これ以外は結構アマちゃんでして、
テニス用のネットを買って一人打ちをしたり
Nintendo Switchをしたりもしています。
通信で友達と対戦をやっているようですが、
時間を決めているので黙っています。
ただ、学校から出ている課題をやることを
サボったり、朝起きられない事が続いた日があったので、
思い切って、本気でコーチらしく聴いてみました。
・・・・・・
HIRO「今の自分を鳥の目で見たらどう見えるかな?」
息子「え〜、上から見えるんじゃないの?」
HIRO「そりゃそうだね(笑)」
息子「そうだよ」
HIRO「じゃあ、もし鳥が心の中まで覗けるとしたら?」
息子「・・・」
2分くらいの沈黙
息子「これじゃ悪いと思う自分がいるように見える」
HIRO「ふ〜ん。」
息子「俺もサボる自分に困っているんだよ」
「あ!!!」という
腑に落ちる瞬間ってありますよね。
突如、私と息子にそれが来たんですよ。
あ〜とうとう来たぁ
本気で接して良かった(滝涙)
と思えた瞬間でした。
・・・・・・
それからというもの、
サボっているなぁという感じがする時に
すかさず、
HIRO「鳥の目、鳥の目だよ〜」
息子「そうだね。鳥だね」
と言って息子は
自分を客観的に見るようになりました。
「何事も受け流さずに子供と本気で接してみる」
本当に大切ですね。本当に。
それともう一つ。
息子が自分で考えるきっかけの場を
家族で作りました。
コロナ禍の日本と各国の対応を、
テレビやインターネットを見て
子供は自分なりに意見をまとめて
家族で全員で議論しています。
まとめた内容は、
まだまだかもしれません。
ただ、この時間は
家族で本気で語り合っています。
これ、かなり大事だったと思います。
この外出自粛期間は
3人の家族が「3蜜」になる
きっかけになりました。
このブログをご覧のみなさんで、
「あ!!!」という体験をしたい方。
是非HIROまで、ご連絡ください。
私は何事も受け流さずに、
あなたと本気で接することを約束します。
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相談をしてみたいと思った方は、お気軽にお問い合わせください。