苦しくなったら荷物を下ろそう
こんにちは。HIROです。
長雨が続くと
そろそろ夏本番が来て欲しいと思う
今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしですか?
私は雨の時は雨なりに楽しみたいタイプなので、
程よく四季を楽しむことができる日本の気候が好きです。
ただ、外国から来た方、
特にヨーロッパの方に言わせると
「この湿度はないよね〜」
という感じらしいです。
その時からですが、
気にしなかった高温多湿な気候を
気にするようになってしまいました。
いや〜本当に蒸し暑い(笑)
言われなければ気にならない事といえば、
人の噂とか意見とか風評ですかね。
今日はどうしても人の意見が気になってしまったり、
真面目に考えすぎてしまうという性格について
緩くこだわって見たいと思います。
過去のことを悔やむと、もっと過去に縛られることになる
昔のことを考えているうちに
つい怒り出してしまうことってありませんか?
実はこれは私の妻がよくやることなんです。
キッチンで料理をしている時に
突然怒り出したりするんです。
最初は何か悪いことでもしたのかと
自分の心に手を当てて考えたものです(笑)
でも、どうしても思いつかない時などは、
「何をそんなに怒っているの?」
と聞いてみます。
すると、
「学生時代に〇〇さんに言われたことを思い出したら無性に腹が立って来て」
とか言うんです。
私は
「自分じゃなかった」
とホッと胸を撫で下ろしつつ平静を装って、
それって、思い出さなくても良いんじゃないの?と言うのです。
と言うか、これは思い出さない方が良いのです。
過去の嫌なことを何回も思い出すことで、
その事柄が脳の長期記憶に入ってしまうからです。
これは皆さんもご存知の暗記と同じパターンを
悪い方に自らが応用してしまい、
脳の海馬に記憶をさせてしまう残念なパターンです。
海馬(カイバ)は繰り返し入ってきた情報を
生存に必要なものだと勘違いして記憶をしたり
繰り返し働きかけることで
記憶に残すことが出来る仕組みを持っています。
なので、思い出したくないことほど、
考えないようにした方が良いのです。
例えば、嫌なことが頭によぎった時は
違うことを考えるとか、歌を歌うとか、
わざときっかけを作って違うことをやり、
思考を切り替える練習をした方が良いです。
セルフネガティブキャンペーンにハマりがちな人は
是非意識してやってみてください。
これは自分の癖を意識的に変えることなので、
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、
私も妻も今ではネガな意識を持つことが激減しました。
その代わり、
二人で楽観的になってしまうこともありますが(笑)
終始悩み事を抱えているよりは良いかもしれませんね。
先のことを考えすぎると怖くなる
これもよくあるパターンではないでしょうか?
私は自分が病気になった経験から、
過去のことは努めて考えないようにしています。
悔やんでも過去には戻れないので
これからのことを考えるように思考を変えました。
ところが、今度は将来を考えすぎて
不安になってしまうのです。
過去から逃げられたと思ったら、
今度は未来の不安です。
また病気が再発したらどうしよう。
また仕事が無くなったらどうしよう。
子供が横道に逸れたらどうしよう。
はたまた、天変地異が起きたらどうしよう。
どうしよう。どうしよう。
そんなことばかり考えるようになりました。
でも、予測できないことに憂いても
私たちは何もできないことを理解した方が良いのです。
例えば、去年の今頃は
オリンピックで湧き立つ2020年を予想していた訳です。
でも、実際にはどうでしょうか?
このコロナ禍で、来年の開催も危ぶまれています。
誰にも予測ができないことや
不可抗力に対して不安を感じても
どうしようもないことってあるんですよ。
それを憂いてもどうにもなりません。
「変えられるものは変えましょう」
「変えられないものは受け入れましょう」
これは、自分が20年以上前に
営業車に乗りながらよく聞いていた
テレホン人生相談の決まり文句です。
私はこのフレーズが好きで、
不測の事態が起きた時には
「変えられる?変えられない?」
と自分で呟いています。
真面目は全く悪くないよ
色々考えすぎると真面目かよ!とか、
真面目に考えすぎるなよとか言う方がいますよね。
一理はあるけど深みがないですよね。
だって、真面目が悪い事はないですから。
思いつきや閃きだけで
人生がうまくいくのは一握りの人で、
私を含めたその他の人は、
自分がやりたいことをやるためには
それ相応の努力が必要です。
自分を助けるもの。
それは、ひとえに真面目さや謙虚さだと思うのです。
人が思わず手助けをしたくなったり、
自らを顧みず手を差し伸べてたくなったりするのは、
その真面目さに感化されるからだと思います。
この問題は、
真面目の反対は不真面目で、
硬いの反対は柔らかいといった
二元論で考えなくても良いという事だと思うのです。
だから、真面目で良いのです。
ただ自分にストイックすぎると
自分の世界に入りすぎると
真面目を飛び越えて苦しくなってしまいます。
そんな時はあえてアホになりましょう。
アホになって・・・・
いやアホのふりをしても良いです。
完璧な自分を捨てて、いろいろな人から
援助や助言をしてもらいましょう。
私はこれが下手でした。
全部自分でやろうとして、
自分が鎧を着て誰の意見も聞かなかった末に
体を壊してしまいました。
再び言いたいのですが、
真面目は悪くありませんよ。
でも、あえてアホになることは必要なのです。
必要以上のプライドは体に毒なんです。
スティーブジョブスに思う「Stay foolish」の真意
私が好きなスティーブジョブスは言いました。
”Stay hungry, Stay foolish”
この言葉は2005年6月、
スタンフォード大学卒業式辞のスピーチで
卒業生に向けた言葉の一説です。
彼はこの時はすでにガンの宣告を受けており、
その自身の人生のエピソードを元に卒業生に
3つのことを語りました。
Connecting the dots (点と点をつなげる)
The first story is about connecting the dots.
先を見通して点をつなぐことはできない。
振り返ってつなぐことしかできない。
だから将来何らかの形で点がつながると信じなければならない。
LOVE & LOSS (大切なものとそれを失うこと)
My second story is about love and loss.
アップルを首になった時はわからなかったが、
それは私に起きた最善の出来事だった。
成功していることによる重圧は、
新たな者たちに置き換えられたことで(中略)
私の人生は創造性豊かで開放的なものになったのです。
DEATH(死について)
My third story is about death.
愚かなことは他の人々の思考の結果に従って生きることだ。
他人の意見というノイズに自分自身の内なる声を消されないように。
そして最も重要なことは自分自身の心と直感に従う勇気を持つことだ。
心と直感は本当になりたい自分を何故か知っている。
その他のことは全てが二の次だ。
これらの言葉を聞いてから、
私は自分のために生きることにしました。
そして、自分を信じて、
今この瞬間にやっていることを楽しみ、
他人と比較せずにやることで
点と点がつながると思って日々を暮らしています。
今この瞬間に生きていることの意味
徳川家康は「人生は重き荷を背負いて」と仰いました。
でも、私はあえて言いたいです。
重いの嫌じゃねぇ?
もし、ジジイになるまで我慢をし続けて
将軍になりたい人だけは頑張ってください。
名言や格言を否定する気はありませんが、
時代が違う、立場が違う他人が言ったことを
全て信じてしまうのは危険です。
そして、他の人々の思考の結果に従ったり、
日和見になって他人の顔色をみたりする必要は
全くないということです。
以前のブログでも書きましたが、
仕事をしすぎて病気になっても
会社も誰も助けてはくれません。
なのに、誰に何を気にするのでしょうか?
当然社会的な規範の枠組みがあるのは私も理解しています。
それぞれの人生には、それぞれの生活があることもわかります。
でも、
自分の心に正直に生きることが、
自分の人生を生きることが、
社会規範に反するのでしょうか?
それは、ほとんども場合はないですよね。
先の事はわからないから怖いですよ。
でも、誰か魔法使いのように先の事が読める人っていますか?
10年前に自分の今の姿を想像しましたか?
と、そこいら中の人を捕まえて話を聞いても
ほとんどの人が想像していなかったと答えるでしょう。
人生そんなもんです。
私も10年前にはコーチングをやっているとは、
想像もしていなかったし出来ませんでした。
でも、自分の人生なので、失敗をしても
もう人目を気にして生きるのは嫌なんです。
そして、誰かの期待のために
重い荷物を背負った気になるのも嫌なんです。
自分にあったサイズの自分の荷物だけ持てば良いじゃないですか。
重くなったら、捨てちゃいましょうよ。誰かの荷物は。
リストラはされるものではなく自分がするものなんですよ。
先の事は考えすぎず、
私は重い荷物を捨てて
自分の人生を生きることにしました。
恥も外聞もなく人目も気にせずアホになり(笑)
自分をリストラクチャリング(再構築)しました。
自分に正直に言いたいです。
「今まで、重かったよね。」
「下ろして楽になったよね。」・・・と。
これだけは聞いてください。
実は勇気は少ししか要らないのです。
なぜなら、
重い荷物を下ろした後に、
あなたが背負う荷物は
自分にあわせた重さなのだからです。
私がリスタートをした時の記事です。あわせてご覧ください。
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