漫才は形を崩した時が面白い
こんにちは、HIROです。
突然の告白ですが、
実は漫才が好きなんです。
特に2人組の漫才が好きで、
古くはやすしきよしに始まって、
オール阪神巨人などのネタ漫才が好きです。
他には博多華丸大吉、中川家、ナイツも好きですし、
サンドウィッチマン、くりぃむしちゅー、も大好きです。
他にも爆笑問題とか好きなコンビはいるのですが、
お笑いマニアでもないのでこの辺にしておきますね。
笑いの地域特性もないタイプなので、
ツボにハマればそれで良しです。
良く「ツボにはまる」と言いますけど、
自分自身のツボは「場」と一体になる
漫才をやる人たちが良いですね。
場の一体感もさることながら、
今日は、漫才の「形」と「型」について、
緩くこだわってみたいと思います。
典型的な形の漫才が好きだ
皆さんはやすしきよしの「ああ、高校野球」という
伝説の漫才ネタをご存知ですか?
最近はYouTubeにもアップされているので、
興味のある方はご覧ください。
このネタの凄いところは、
元ネタ(形)は10数分程しかないらしいのすが、
最長で50分以上の漫才になってしまうところです。
なので、どれがオリジナルかは
私にもわかりませんが、
どのバージョンを見ても大爆笑してしまいます。
マジでうかつに電車の中とかで
見ない方が身のためですよ。
ずっとニヤニヤしっぱなしになってしまい、
隣の席の人がいなくなる可能性があります。
昔はスタジオで収録をしていたわけではなく、
舞台でネタをやっていたものを中継していたわけです。
なので、ネタに入る前に
枕になる時事ネタから入ったりして、
観客の反応を見るわけです。
最初の反応で、
今日はどんなお客さんが来ているか、
笑いのツボはどこにあるかを
聴衆の反応を感じとりながら
本題に入るわけです。
この時点で、良い漫才師は
すでに場が暖まっているんですね。
この「ああ、高校野球」は、
やすしさんときよしさんが
高校野球をやっていたら
という設定で、
舞台上で監督と選手役になって、
即興でノックをしたり、
ピッチャーとキャッチャーになって
舞台上を縦横無尽に暴れ回るのです。
あの銀シャリみたいな青いスーツで
回転しながらノックをした球をキャッチしたり
暴投した球をキャッチしたりするんです。
と言うか、私には無いはずの
球が見えちゃうくらい面白くて。
彼らは常に観客に向いて語りかけ、
その反応でアドリブをするので、
見ている人も自分にネタをやってくれている
感じがして入り込んでしまいます。
上手い漫才師は
場の雰囲気を素早く捉えて、
演じているコンビだけではなく、
形を基にしつつ、会場の人たちと共に
新たな漫才を創ってしまいます。
爆笑問題さんやナイツさんの
ブラックなお笑いを見ていられるのは、
「形=ネタ」を場の人たちと共に
作り上げるのが上手いからだと思います。
形ある物を壊す面白さ
そもそも漫才は、ボケとツッコミや、
裏拳で胸を叩くなどの「型」と
ネタとしての「形」で成り立っています。
この「型」はある意味では、
水戸黄門の印籠や、
東山の金さんの桜吹雪のような物で、
無いと終わらない
漫才の安定剤のような物です。
そして、「形」は筋書きな訳です。
筋書きのないドラマが面白いと良く言いますが、
大筋はあって、場の雰囲気で
ドラマを展開させることができる
いわば「形を崩す」漫才師が面白い訳です。
いつでも安定の同じネタをやるコンビもいますが、
その場の雰囲気に沿って、ネタの「形」を壊して
新しいものを創造する、そんな漫才師は最高です。
そういった意味では
やすきよやオール巨人阪神は、
同じネタでも毎度違う形を創造するので、
本当に素晴らしい漫才師だと思います。
まさに漫才はシュンペーターの創造的破壊ですね。
マニアック過ぎ(笑)?
私は漫才師ではありませんが、
自分の中で「こだわりたい」部分を
「型」にして残しつつ、
「ゆるく」形を変えて人生を歩みたいと思っています。
私の「緩くこだわりをもって生きる」というテーマも
好きな漫才コンビが形を崩す面白さに触発された結果、
こだわりすぎず、いつでも形を壊すユルさに
つながっているのかもしれません。
自分の中の枠(形)を壊して新しい枠を創造することを書いています。
こちらも合わせてご覧ください。
君は思う様に生きているかい
場を信じて身をゆだねる
先ほども触れましたが、
上手い漫才師は「場」を信じて
会場の観客の人たちと共に、
漫才を創り上げます。
そして、その場と相方を信じて
笑いのるつぼに自ら入って行きます。
これぞ、「たとえ火の中水の中」って
感じなのでしょうね。
うまくネタをやろうとか、
笑わせてやろうという漫才師は、
「スベって」しまい笑いがおきません。
どっぷり聴衆と相方を信じてこそ、
皆が引き込まれる漫才になるのだと思います。
怖いんですよね。
信じて飛び込む事は。
でも彼らは、自ら渦中に飛び込んで行くんです。
それが、いわゆる自虐ネタだったりする訳で(笑)
ちなみに、これもヤスシさんの芸の真骨頂でしたね。
これは、ある意味では、
自分をさらけ出して、正直な気持ちで
聴衆と触れ合う事で成り立つものだと思うのです。
そういった意味でも、
私はコンビ漫才のボケツッコミで、
落としてもらって、笑ってもらって
シャンシャンで終わる潔さが好きなんです。
これ一人ボケだと結構辛いですよね。
オチで終わってリカバリーできない場合があります。
私の好きなヒロシさんもその一人ですが(笑)
私がやっているコーチングも
クライアントさんと掛け合いをしながら
互いの呼吸を合わせて話を進めて行きます。
流石に重めの話に笑いはないですが、
ほとんどがパッションと
笑顔のコーチングになっています。
コーチングにも型があり、
その型を大切にしつつ
クライアントさんの話を聴くわけですが、
クライアントさんの中にある
心の引っ掛かり(形)があったときは、
一緒に壊すお手伝いもします。
そしてさらに新しい型を創り上げるお手伝いも
あなたとコンビになってやらせていただきます。
そして場にどっぷりと身を委ねて
渦中の栗を一緒に拾い
クライアントさんの自虐ネタも
共に味わう覚悟ができています。
だってコーチは漫才コンビに例えれば、
クライアントさんの相方なのですから。
コーチングで言えば、
「型」は「価値観」です。
これは残しておきたいですね。
「形」は「固定観念」や「べき論」という感じでしょうか。
こちらは今までのものを壊して、
ブランニューなあなたに合わせて創りたいですね。
このブログを読んでいただき、
「形」と「型」の話を「なるほどねぇ」と
思ってくださった方。
そして、漫才好きで
コーチングに興味のあるあなたは、
是非、気兼ねなく、「お問い合わせ」から
私に連絡を下さい!
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やるなら今でしょ!を書いたブログです。合わせてご覧ください。
Now or Never いつやるの? 今でしょ!
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