「そんな本があるなら早く言ってよ」転職に成功した人や人生の転換期を迎えた人に、是非読んで欲しい本。

こんにちは。HIROです。


今回は希望する職業に
転職することが出来た人に向けた本の紹介です。


転職を数回経験している私が
自分の過去を振り返った時、
そして過去の大きい転換期に
読んでいたかった本です。



なので、人生の大きな転換期を
迎えているなぁと思う方にも、
是非読んでいただきたいです。



人生の大きな転換期は先が読めない事が多いですよね。


不測な事態に備えるためにも
自分の知らない経験を何かで補うことも
あって良いのではないかと思います。




そんな本があるなら「先に言ってよ〜」という
松重さんが出ているテレビCMのような感じに
なっちゃう人もいるかも知れませんが(笑)



今まさに転換期、その渦中にいる人も、
これから読んでも遅くはありませんよ。



私が数度の転職経験と大病で入院した経験、
その自分自身の実体験を踏また時、
もっと前に読んでいたかったと思う本、
「トランジション」について
緩くこだわってみたいと思います。


トランジション 人生の転機を生かすために

トランジション ―人生の転機を活かすために


本書は人生の転機を、大きく3つのプロセスに分けて示しています。
これが私には「早く言ってよぉ〜」のポイントでした。


それは人生の転換期の流れを
「終わり」「空白(ニュートラル)」「はじまり」
の3つの区切りとプロセスで説明しています。



例えば自分が望むキャリアアップが実現して
タイトルが上がり年収が上がった時などは、
普通に張り切るじゃないですか。



でも、この本では
そんな一見ポジティブな大きな変化の時にこそ、
「空白の時間(ニュートラルゾーン)」を作って
立ち止まるべきだ。と言っているのです。



ひとつのことが終わりを迎えたと感じた時、
それを味わう何もしないニュートラルな時間を
意図的に創り出すことで、


自分の中で過去をしっかりと消化することができ
過去の経験を自分の人生に落とし込むことが可能になるというのです。




これ、結構驚きませんか?



私はかなり驚きましたし大きな発見でした。



結構せっかちな性格と、
外資系企業の経験が長かったこともあり、
人生も仕事も次!次!と進めることしか
考えていなかったので、休むなんて考えてもいませんでした。


だってワクワクするし焦るじゃないですか。


でも、このようなポジティブなことでも
ネガティブな環境変化と同様に、
私たちの心と身体に大きなインパクトを与えるというのです。





トランジション 本のポイント

この本の「トランジション」プロセスを理解して
自分のキャリアと照らし合わせて読んでみると、
「なるほど〜」と納得できることが多く含まれています。



では、大きな転機に差し掛かったとき、
あなたはまずどうすれば良いか。



この本のポイントは何かと言いますと・・・


「一旦、休みましょう」


そして


「何を手放すかをじっくり考えましょう」




ということです。




上手くいった時ほど、
じっくりと今までの人生を味わう時間を作らずに
さて次は何をするかなぁ〜と腕まくりをして
成功の階段を駆け上がりたい気持ちに駆られます。


わかります。その気持ち!



でも、人生の大きな転機に直面したときに、
体にも心にも大きな変化が訪れるのです。



そんな時は、
些細なことでも自分のやり方を大事にして、
変化の良い面と悪い面の両面に配慮して、
焦らずに、「何かしなくちゃ」という
気持ちで勢い行動を起こさないことです。



そして、
最も大切なことは方向感覚を無くした
自分自身の座標軸を確認するためにも、
自分の心の声を誰かに話すことなのです。



まずは、大きな環境の変化があった時、
自分の心や身体は追いついていないことがあることを
十分に意識しましょう。




その焦らずに味わい尽くした時間が
後々の人生の大きな変化に耐えうる
充実した心身をつくることにつながるからなのです。


この本を人生の転機に生かすとすればどうする?

ここまで読んでくださった方は
お気づきかと思いますが、
これは何も転職の成功話に限ったことではありません。


離婚、死別、出産や、
このコロナ禍などで外的環境の変化が訪れた時にも、
同じことが私たちには訪れるということなのです。



内的環境の変化と外敵環境の変化は
常に同時に訪れないことを理解してください。



外的環境の変化があった時、
自分自身に何も起きなくても、
ニュートラルタイム(空白の時間)を味わうこと。


この焦らず、気負わない心が大切なのです。



変化には良いことと悪いことが必ずあります。


これは表裏一体なのです。


この「トランジション」のプロセスを
現状に別れを告げる流れと捉えて、
しばらく「ニュートラルゾーン」に入って
ゆっくり休むことで自然に新しい何かがはじまります。



とても不思議な感じがしますが、
「トランジション」の体験は
私の過去の体験を振り返ってみても
合点が行くところがありました。



今考えると
これがニュートラルゾーンに入っていたという
経験を書いた記事です。こちらも合わせてご覧下さい。

自分の「あり方」を強烈に意識した ある出来事




この本は2014年に出版された本なので
このコロナ禍を背景として書かれた本ではありません。



とはいえ、
この大きな外的環境の変化についてゆけず
焦りが募り、そして人に相談出来ない環境が続く中、
「とにかく何かをしなければ」という気持ちが先に立って
思わず行動をしてしまう人もいるのではないでしょうか。



私たちは今こそ、
「トランジション」のプロセスにいることを意識をして
空白の時間を味わい尽くす時間を過ごすことが
必要なのではないかと思います。



転職に成功した方のみならず、
人生の転機を迎えていると感じた方、


そして、
この未曾有の環境変化に戸惑いを感じている方は
是非この本を読むことをお勧めします。



私はもっと早くこの本に出会っていれば・・・



外的環境の変化を恐れず、
何もしない時間を心から楽しむことが
出来たのではないかと思っています。





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