革靴のブーツを選ぶ時に注意するポイントとは

こんにちは。HIROです。
今はすでに春全開ですが
今回はブーツの話題です。





私はブーツの革靴が結構好きで
10足近く持っています。



実は最もサイズ感で困るのも
ブーツだと思っています。



購入に際しては数多の失敗がありましたので
ブーツの購入には一家言あります(笑)




今回はブーツのサイズ感について
ユルく拘ります。



革靴は殆どの場合、
ラストという木型をベースに
作成されます。


そのラスト(木型)が
靴のシルエットのみならず、
フィット感と履き心地を大きく左右します。



ブランドによっては
名作ラストと言われる木型が
多数存在しているようですが、
私の基準では名作かどうかはあまり関係なく
あくまでも、そのラストが
自分のサイズ感にマッチしているか否かが
履き続ける大きなポイントになります。


やはり長年履き続けることが大事ですからね。



今持っているブーツの最古参は
陽山長の長伍郎です。

三陽山長 長伍郎 7 1/2




このブーツは
20年近く前に買った記憶があります。


実は長伍郎と書きましたが
それが正しいかどうかもわかりません。




靴底の張り替え(オールソール)を
三陽山長(伊勢丹メンズ)で
2回やってもらい今も現役です。


伊勢丹メンズは三陽山長の靴を
オールソールにすると
伊勢丹内の修理屋さんではなく
三陽山長に出していました。
(今もそうなのかは不明ですが)

オールソールをしても良い仕事をしていただきました。
革が薄くなっているので
3度めのオールソール間近ですね。



さすがに近年はご老体の登場は
少なくなりましたが
この靴を履くと気分がかなり上がります。



買った当時はサイトに出ている価格ではなく
確か5万5千円だったと記憶してます。



だいぶ値段が上がっているのですね。
というか20年前じゃ当たり前か。



20年前の私としては
かなりの高額だったので
いまだに家の大蔵省は
このブーツを見るのが嫌なようです(笑)

何度も捨ててやると言われましたが、
その度に乳飲み子を抱える母のように
私は彼を守りましたよ。




リンクに貼られている長伍郎は
R2010なるモデルなのですが
私が購入した時は、
このラストは登場しておらず
たぶんR201だと思います。
LAST -木型相関図 –



そしてサイズはUS7 1/2 (25.5cm)なので
通常私が履くオックスフォードタイプの靴よりも
+0.5〜1.0 大きいサイズを履いています。


今買うとしたらUS7を買うかもしれませんが
結果的に長く履き続けたこのサイズ感が
ちょっとルーズなチャッカブーツには
ピッタリだったようです。

さて、話はサイズ感に戻りますが、
ブーツのサイズ感で大切なのは
甲の高さと幅になります。

絶対とはいえませんが、
同じラストのはずなのに、
私にはブーツタイプのものは
甲の部分と甲の幅が
気持ちタイトに感じられます。



オックスフォードに代表される
普通の革靴よりも
革がくるぶしの上まで
カバーされているからでしょうか?

また、ブーツを履く季節柄、
厚手の靴下と合わせるので



ハーフサイズ大きくても大丈夫だと
睨んでいます。

逆に踵は若干ルーズでも良いというのが
私の考えです。


ブーツは
足首からアキレス腱までの部分を
優しくフォールドしてくれるので、
若干サイズに余裕がある方が
履きやすく感じるからです。

山長のチャッカブーツは、偶然にも
ちょっと大きめを買って成功した例ですが
逆に追い込みすぎて失敗した例もあります。

Crockett & Jones のCAMBERLEY
(ダイナイトソール)です。

Crockett & Jones CAMBERLEY UK5 1/2 E


この革靴はラスト348になるので
Crockett & Jones の中では
比較的甲高な細面のスクエアトゥで
甲の幅は狭めなのではないかと感じています。


この狭い甲の幅が
ブーツの場合は
結構な問題になります。




ラスト348では
モンクストラップのLOWNDESや
ストレートチッップのHALLAMが有名ですが
私はUK6 Eでは踵が浮いてしまったので
踵浮きのないUK5.5 Eが
ジャストサイズと感じました。
これらはワイズも甲の高さと幅も
ピッタリでしたね。

Crockett & Jones HALLAM
crockettandjones.com から画像を引用

その調子でCAMBERLEY 5.5Eを
購入したところ・・・


甲の両サイドの締め付けが
半端じゃなく痛いじゃないですか。お客さん!



しばらく履いたら沈み込みとともに
痛さは治るかと思いきや
ダイナイトソールだからかはわかりませんが
全然良くならず・・・

孫悟空の頭に乗っている輪っか
緊箍児(きんこじ)を
おっしょさんに締め付けられた時は
こんな感じなのか!


などと訳わからない納得感を覚えたりします。



購入して2年以上経ちますが
今でも痛さは治りません。



でも好きなデザインとカラーなので
履いては後悔、履いては後悔の繰り返し。




まさにダメ男についてゆく
惚れた女の弱みという感じでしょうか?
だって格好良いんですよ。
007もブラックを履いていたし。




でも、どうしても
この痛さについては
納得がいかなかったので、
次に買ったブーツで
ハーフサイズアップを試してみました。





靴沼に どっぷり浸かってますね。




次回のブログはサイズ比較の結果報告です。



このブログに書いた革靴のサイズ感は、
あくまでもHIROの主観に基づくので
個人的な経験ということを踏まえた上で
参考にしてみてくださいね。

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