ブーツを選ぶときは自分の感覚を信じよう

こんにちは、HIROです。
今日は5月にしては暖かかったですね。


今回も季節外れではありますが、
ファッショニスタでも専門家でもなく
ただの靴沼男がブーツについて書きますね。


前回のブログでは
ブーツを選ぶ時の注意するポイント
について書きました。

革靴のブーツを選ぶ時に注意するポイントとは



私の感覚からすると同じ*ラストの革靴でも
ブーツの場合は甲の両脇の部分の締め付けが
普通のタイプの靴よりもキツく感じます。


ラスト
木型(きがた)、ラスト(last)とも言われる。 
靴を作るための原型となるもので、靴のデザイン、
機能などを決める重要な要素となる。
その他、靴のかたち自体を表現することもある。 
一般的には、木、合成樹脂など足の形に基づいて作る。
*引用: FASHON PRESS






革靴のブーツ選びは、
甲の両脇部分のキツさが
悩みの結構大きなウエイトを占めています。


その痛みはまるで
足の小指をふとした拍子に
机の脚にぶつけた時のような
そんな、そんな感覚にさえ襲われます。


でも私は負けません。
このラストのデザインが好きだったので
あえて試しにハーフサイズアップを
手に入れて比較してみました。



この痛みから開放されるために。




興味のない方から考えると
無駄な探究心ですよね。


はい、十分にわかっています。



でも、これが靴沼ですから(笑)

Crockett & Jones TETBURY 6E
Crockett & Jones CAMBERLEY 5 1/2 E



革靴はラスト(木型)、サイズ(主に長さ)
そしてワイズ(主に幅)が同じであれば、
外見や使用している革が異なっていても
基本的にはサイズ感に大きな違いはありません。


今回登場するCrockett & Jones のラスト348は
パリラストと言われる名作ラスト337の進化版です。



イギリスの質実剛健と
おフランスのエスプリの融合。



それだけでトレビア〜ンな気分になります。




靴のトゥがスクエアで長めなデザインで、
靴のインサイドとアウトサイドが
ほぼ対象となるフォルムは



まるで往年の名優
アランドロンを彷彿とさせるような
端正なお顔立ちではないですか。


ふ、古いなぁ、例えが。





黒いスエードのブーツ TETBURYさんは
茶色のブーツCAMBERLEYさんと比較して
ジャン・レノ的な無骨でセクシーな感じがします。




どう考えてもアンロジカルな
個人的な感覚ですが(笑)


さて、感覚的な定性的な
コメントが多かったので
ざっくりではありますが、
メジャーで計測をした
定量的な結果をお伝えすると・・・



サイズを約0.5cmアップすることで
問題の甲の部分は約1cm大きくなりました。

ボールジョイントの比較

甲の比較

長さとボールジョイントの幅は
約0.5cmの違いでしたが、
甲の部分の長さは約1cm違いました。


踵部分の差も0.5cmでしたので、
茶色のCAMBERLEYさんは
意図的か、もしくは制作時の誤差で
約0.5cmほど小さく
作られていたのかもしれません。



今回の比較は同じラストで同じサイズの
ブーツと通常のタイプを数値をもって
比較したわけではないので
結果が正しいかどうかはわかりません。


とはいえ、
結果的に甲の部分にも余裕があり
ハーフサイズ大きいブーツは
履き心地がよく、かつ格好良いので
ベストな選択になりました。


以来、この経験をもとに
ブーツを買うときは同じラストでも
ワイズをひとつ幅広にするか
サイズを0.5大きくするか
どちらかの対応をするようにしています。





さて、今このブログをご覧になっている方は
やっぱり革靴選びはサイズ感も大事だけど・・・


実際に自分で見て色艶を確認して


こっそり革の匂いを嗅いでみて


そして試し履きをして

そのプロセスを踏まないと
しっくりとこないと思う方が
多いのではないでしょうか。





そのあなたの感覚は正しいと思います。




私は以前マーケティングで
データ分析を生業としていたので、
感覚的な部分も出来る限り数値化して
真面目に比較検討をしていました。


でも、感覚的なものの比較は
とても難しかったですし、
正確には出来ていなかったと思います。



すいません。
これマーケッターとしては
大きな声では言えませんね。


近年、AIなどの技術的な進化によって
音楽、絵画そして香水など、本来は感覚的な物が
数値化されて良し悪しが測定されたりしています。




反面、Appleの製品のように
機能だけではなく
手触りや接合部の見た目など、
感覚に訴える製品も
根強い人気がありますよね。




人間は数値に拘って比較する割には
最終的な購買決定要因は
感覚的なバイアスに大きく左右されてしまいます。


私はその典型ですけどね(笑)




ロジカルではない感覚的なもの



その感覚的なものを
自分自身が良いと信じることが出来ること



それこそが自分の軸を持つということです。



自分の軸を持つということは
自分の感覚に自信を持つことにもつながるので
人の意見に振り回されることがなくなり
意思決定をする時にとても楽になります。


このブログに書いてある革靴のサイズ感も、
あくまでもHIROの主観と自分軸に基づく物なので
私はとても楽しんで書いています。



本当は感覚的なマニアックな話は
自分でこっそり楽しんで
発信なんてしなくても良いと思っていました。




でも、自分の感覚で選んだ物は
かなり格好の良い物だと思っている
自己満足でいっぱいな自分もいるので(笑)
それを誰かに発信したくて、つながりたくて
ウズウズしてしまっている自分もいるのです。




数値や世の中の正しそうな評判も大切ですが、
皆さんも是非ご自身の感覚を信じて
ご自身の沼世界を楽しんで発信してみてください。




そして繋がってみてください。




自分の感覚を信じることができれば
きっとあなたの世界は広がりますよ。



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